ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル(以下スクフェス)はラブライブ！初のゲーム展開の作品でジャンルはリズムアクション＆アドベンチャー、通称音ゲーだ。
初めに言っておくと僕はこのゲームをそれなりに楽しんでいる。無論、絶望する部分も多いのだが。また、僕は太鼓を叩けばノルマクリア失敗し、ポップンをやらせても途中で終わるようなレベルの人間であることを先に述べておく。
音ゲーとしての欠陥
スクフェスは音ゲーであることは間違いない。しかし、音ゲーが音ゲーである為のいくつかの重要な要素が欠如していた。その1つがスコアの出し方だ。スクフェスのスコアは選んだ9人のメンバーの能力によって大きく左右される。フルコンボを出してもメンバーの能力が低いとスコアは出ないし、逆に高能力のメンバーで揃えるとクリアするだけでも前述のフルコンボのスコアを越えることもあるそうで、スコアは完全に無意味なものになった。しかし、hardをフルコンボ出来ない僕には余り関係がない話だ。
と思っていたのだがそうもいかなかった。
僕が最初にhardをプレイしたとき、開始数10秒でゲームオーバーになった。その後数回練習して何とかクリアできるようになったが最低ランクのcランク。さらに数回練習し、殆どミスが無くなってもcランク。
その後、簡単な曲ではようやく念願のフルコンボを出せるようになった。しかし、またしてもcランクだった。せっかく頑張ってフルコンボ出せるようになったのに、悲しい。
音ゲーの楽しさの１つに、できなかった部分ができるようになって高評価を得て、という腕試しのような部分があると思う。誰だってCランクよりAランクと言われた方が嬉しいし、フルコンボしたらドヤ顔の1つくらいしたくなるものだろう。しかし、スクフェスは上達する楽しさにおいての判断基準ともなるスコアの部分を奪っていってしまった。いくら練習して上手くなろうがスコアに大きく反映されないことほど納得のいかないものはない。面白くない。長く遊んでもらえるようには作ってないだろこれ。
スクフェスはLPというものを消費して音ゲーをプレイする仕組みになっている。LPはゲームを進めRankが上がっていくと増え、Rank16の時点で33LPある。
25LPって150分ですよ。
しかもクリアできなかったりしたら20秒程で終わったりすることもある。それなのに150分もまたなければならない曲はプレイしたくない。太鼓の達人だって100円かそこらで2、3回は叩かせてくれるというのに。
「だから金払ってないくせに文句いうな。」と怒られそうなので僕が金を払ってまでやりたくない理由をいくつか挙げておく。
- スコアが意味をなしていないこと。
- 操作性の悪さ
- 1回の課金によるプレイ回数の少なさ
次に操作性の問題だが、次の画像を見ていただきたい。
顔の映っている丸いアイコンを押していくのだが、いかんせん小さい。iPhone、iPod touchでプレイしている場合は両手で端末を持つ形になるので、必然的に親指で押すことになる。しかし、当のボタンが小さいので親指で押したつもりでも押せていなかったり、画面が指で隠れて見えずづらかったりと非常にやりずらい。さらに上の画像のように演出による妨害が入るのでなかなかストレスフルな環境が出来上がっている。ゲーセンに置いてあるような筐体まで作ってしっかりやってるものには金を落としてもいいとは思うが、このシステムではとてもじゃないが金を払ってやりたいとは思わない。
いっそのこと1曲いくらかで配信して、後は遊び放題にして欲しい。それなら買うからさ。
まとめ
まとめ
スクフェスはゲームとしてなかなか残念なできに仕上がっている。音ゲー初心者も上級者も目的を奪われてしまった以上、全曲がプレイ可能になってしばらくたったら飽きてしまうのではないだろうか。他にもモブキャラにまったく魅力がないことや、ストーリーが薄っぺらいこととかもあってラブライブ！ファンにとってもなかなか痛い仕様となっている。サブストーリーなんてラブカ＋より薄っぺらい。ただし、ラブライブ！の楽曲は良い物なので多少よしとする。wonderful rushやsnow halationは叩いてて楽しい。
僕も若干飽き始めてきているが、まだ上達の余地がある(コンボ数を目標にできる)ことと、ラブライブ！の楽曲は好きなのでもう少しプレイし続けるだろう。
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